2012/04/04

天文月報...

日本天文学会の学会誌ですが、最新号に「トランジット惑星」の特集みたいなものが組まれていました。様は、「太陽系外の恒星の周りを回る惑星」のお話。
ご存知のように、次々と発見されていますが、最近のトレンドは近距離のものを探索しようとしているというお話です。

これを読んで思ったのは、「人類はいつかそこを探査するだろうか?」ということ。

まだ人間が太陽系を出られるようになるには、とても長い時間がかかる(僕は生物が太陽系外に出ることは無理だと思っている)ので、まずは探査機だろあなぁ...と。
でも、恒星間を渡るんだから、とんでもなく時間がかかる。

ボイジャーと同じ速度じゃ、0.5パーセク(1.6光年)の距離を飛行するのに4万年くらいかかる。
人間の作ったもので、4万年以上残ってるものなんて、石器くらいだよ...orz
たとえ、0.5パーセクの所に恒星があったとして、4万年後の人類の為に探査機送り込むなんて、ばかげてるよなぁ...「10万年間放射性廃棄物を安全に保管する!」ってのと同じくらいばかげてる。

では、僕らは、どれくらい未来の人類の為になら探査機を送るだろう???

1000年?
1000年前の文明を考えると、1000年後の人々に有意義な情報が提供できるとは思えないなぁ...

100年?
1世紀先の人々のために...って事であれば、だいぶリアルな夢に思えてくる。
自分たちの子や孫の世代か...

結局、人間の思考の中で意味のあるタイムスケールってのは、自身の寿命に著しく影響受てるんだな。

さて、100年で到達できるとして、
その速度は、少なくとも今の400倍、17Km/s x 400 = 6800Km/s...光速の約1/50だ...
orz 今の人類の技術じゃ無理だ...

0 件のコメント: