2012/12/06

STM-11 その2...

 符号のカスれの件が気になり、実際に接点がどんな状態になっているのかを観察してみました。

受け側の接点は、少し凹んで、打痕が残っています。打痕は、接点が板バネの様にしなるので、接触点が弧を描くので縦長になります。
反対側の板(接点間隔を調整する側)は、打痕はありませんが、似たような凹みがあります。こちらは、バネの力で抑えられているだけなので、そもそも論として強度が適切ではないのかもしれません。ただ、ソフトな感触を作り出しているのがこの部分なので、頑丈にすれば良いかというと、そういう訳にもいきません。
尖っている側の接点は、右の画像のように頭が平らです。一応、銀接点となっていますが、どこまでがAg系の合金なのかな...。接点の先の部分にちょっとつぶれたような圧入したような跡(?)があるように感じましたが、そんな構造なのかな?
 先端部が平面なので、受け側の画像のようにエッジがたった打痕がついてしまいます。

試しに先端をきれいにRが付くように加工し、鏡面状に研磨してみましたが、符号がカスれる...チャタる現象は取り除けませんでした。打痕が直接悪さをするのではないみたいです。

私の場合、テンションが弱めで、ギャップ間隔も0.1mm程度なので、打った時の受け側のしなりによるニゲで、一瞬接触圧が低くなるのかもしれません。
受け側接点の下に隙間ゲージで詰め物をしてしならないようにすると改善するように思えました。ただ、ソフトな感触はだいぶ失われますが...

なお、この件については、ホントに個人的な問題であるにも関わらず、代理店の方から親切して頂いています。
デザインも操作感も、とっても好みに合っているので、なんとかもっとしっくりくるようにしたいと思っています。

つづく...

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