2014/01/28

320万画素カメラ...

とりあえず仮組みが済んだので、室内でテスト撮影。
めんどくさいので、フルサイズカメラの対角魚眼レンズで...w
部屋の電気を消して、撮影開始。
室内は、いろいろな電化製品のパイロットランプが光っているだけ。
フィルターホイールで、R,G,Bの順に撮影。

それでも15秒も露出すれば、昼間の様に室内が写ります。窓の外の方が明るいので、夜空はすでに真っ白。さすが量子効率80%。

2014/01/25

自作カメラ...

一つ前の記事のM42の画像が、いまいち...なぜかと言うと...

このカメラは、SONYのインターラインCCDを使ったカメラなので、メカニカルなシャッターをつけていない。
露光終了後、受光部に溜まった電荷を転送部に移してから読み出していくタイプなので、一般的には、シャッターが要らない...

田舎の空では、これで問題なかった...だから、こんな画像が撮れる(2001年のしし座流星群:Cマウントの対角魚眼レンズにて)。

でも、都市部じゃ、そうは問屋がおろさない。

天体用のカメラでは、16bitほどの諧調と読み出し時のSNRを確保するために1MHz以下の読み出し速度で画素のデータを取り出していきます。10数年前は、16bitのA/Dコンバータで数100Kspsほど。私のカメラは100Kspsと、当時の市販カメラと同じ速度。カメラは、PCと接続して制御し、画像データを直接PCで読み出します。

単純計算では、1.3M画素を読み出すのには13秒ほどですが、当時のPCとのI/Fは、プリンターポートを使用した双方向パラレル通信によるものでした。
これがめちゃくちゃ遅い...1.3M画素の読み出しには1分かかります。
画像の説明で総露出時間8分となっていますが、内訳は30秒露出x16枚。すなわち、画像を読み出す間に2倍の露出時間が経過している状態です。

田舎の夜空はとても暗いので、画像を読み出している間、受光部に溜まっていく電荷は、それほど多くありません。溜まった電荷は、次の露光開始時に捨ててしまいます。
しかし、都会の夜空は明るいので、画像を読み出している間に受光部に溜まった電荷があふれ出して転送部になだれ込んで来ます。

これが、画像を悪くしている原因。

フィルターを入れたりして、夜空の明かり(光害)をカットすることで、画像を改善することができます。

ということで、メカニカルシャッター付の3.2M画素のカメラを再調整中。こちらはフルフレームタイプのCCDなので、量子効率が80%もある高感度タイプ。カラー撮影ができるように電動のフィルターホイールも作りました(画像は白鳥座の網状星雲)。

さてさて...

2014/01/19

M42...

10年以上前に設計、製作した冷却CCDカメラを引っ張り出してオリオン座大星雲M42を撮影してみました。
すでに外気温が-3℃程だったので、-15℃まで冷却。総露出時間8分。
12.5cmF10の望遠鏡にx0.5倍レデューサをつけてF5相当に。
使ったレデューサが悪かった様で、周辺のコマが酷い...


2014/01/04

EDGE OF TOMORROW...

今年公開される表題の映画の原作本( All You Need is Kill ... )を読んでみました。

先月の初め頃にkindleに購入。iPadで読んだり、iPhoneで読んだり...のんびりと読みすぎました。
ライトノベルに1ヶ月もかかるなんてwww

話の展開は「及第点」って感じですが、設定された背景が斬新。

こういう設定ってありなのか~
確かに、その考え方ありだよな~

と、久しぶりに、楽しめました。

ちょっとチープな感もあるのですが、総じてとても良いSF作品になっています。