2017/02/23

分光器のテスト...

スリットの無い分光器では、性能面で問題があるので、できるだけ簡単な構造の分光器を作ることにしました。
とりあえず、バラックで組んでテスト撮影。
 
上から、望遠鏡に直接取り付けた場合と、コリメータと結像レンズに焦点距離25mmのレンズを使用した場合、結像レンズを50mmにした場合。


撮影用のレンズ無しでスリットからの光を直接コリメートしているので、0次光が広がってます。スリットは、アルミホイルにカッターで切れ込みを入れただけ。光源は、蛍光灯。(望遠鏡の像はレグルス)

50mmの結像レンズでは、分光器自体が少し大きくなるので、25mmレンズのままグレーティングのl/mmを倍にする予定。

2017/02/20

昼間の金星...

夕空高くに金星が明るく輝いています。
今月末くらいまでなら、昼間でも肉眼で金星を見つけることが出来ます。

太陽から40度ほど離れたところに居るので、小学校の授業で先生が使うようなデカいコンパスのような道具を作ると金星のいるあたりの目星がつけられるので便利です。
角度40度に開き、目の前に構えます。西側の一方で太陽を指示し、もう一方で示すあたりの空をじっくりと観察してください。金星は、天球上でほぼ太陽の通り道沿いに居るので、太陽が2時間程度前に居たあたり(の5度北側)に見つかります。

あるいは、東京だと14時10分頃に南中するので、真南の空高く63度あたりを見ると見つかると思います。
手を握り腕をいっぱいに伸ばした時のげんこつの小指と人差し指の長さがほぼ10度ですから、参考にしてください。


昨日は、望遠鏡の同架方法を見直して、3台が同時利用できる状態にしました。修理に出した望遠鏡が戻ってきていないので、古いnFD300mmF2.8を代わりに乗っけておきました。写真の奥に写っているモニタには、三日月形をした金星がとらえられています。


ところで、この観測小屋、アルミフレームとアルミ複合版で作っていますが、小屋を締め切った状態でも中からの無線LANの信号が楽勝で居間から拾えます。レール部分などの数mmの隙間から漏れ出た電波なんでしょうか? 

2017/02/15

スペクトル...

手持ちのグレーティングを使って、恒星のスペクトルを撮影してみました。
まぁ、スペクトルの違いがはっきり分かった方が良いだろうということで、対象はアルデバランとレグルス。

...えっ? 「ベテルギウスとリゲルの方が良いだろう」って?
家の観測所からは高度が低すぎてリゲルは撮れません orz...
ベテルギウスは、西に傾いていたので前の家に隠れてしまいました...orz...

ということで、アルデバランとレグルスになったわけです。
カラーカメラを使用したので、長波長側が赤外カットフィルタでバッサリとカットされてしまいました。こりゃ、モノクロカメラじゃないと全体像はわかりませんね。

それでも、アルデバラン(赤い星:K型星)は緑から赤が明るく、レグルス(青い星:B型星)は青から緑が明るいということがはっきりとわかります。目立つ暗線が違うことも見て取れますね(細かな縦の暗線は画像処理の関係で出たものです)。

2017/02/12

レンズのテスト...

一部で評判の良い中一光学の135mmF2.8をテストしました。
まあまあ...
古いnewFD300mmF2.8もテスト。
こちらは、思いのほかいい感じです。中一よりもイイ。
EdmikaのkitでEOS対応させるか思案中。

観測所のアンテナも少し調整。ワイヤーが弛んでたので、ちょっと巻いただけですけど...

2017/02/06

月...

アペニン山脈からアルプス山脈の夜明け

天気が崩れる前の良シーイングを
うまくつかまえることができました。
両山脈の峰々からの長い影が印象的でした。