しかしながら、オイルレスメタルを使用した軸受け部は、メンテナンスフリーではあるものの、十分なガタを持たせた調整がなされないとスムーズな操作ができません。
それにレバーの上下方向のガタが気になっていました。
その点を改善すべく、以下の改造を行いました。
購入する物
・ビス M3-30mm鍋頭 2本
・ナットM3 2 ・ベアリング NMB DDLF-630ZZ 4個
フランジ付・内径3mm/外形6mmのものなら同等品可
・Φ0.6銅線 少々
ベアリングなどは、ネット通販でも簡単に入手できます。
改造方法
1.銅線の加工
銅線をM3のビスに巻きつけて写真の様な輪を2つ作ります。この輪が、ベアリングの内輪を保持して、スムースな回転を確保します。
2.レバー部の分解
レバー部を取り外し、挿入されているオイルレスメタルを抜きます。
3.台座加工
レバーを固定している部分のビス穴を6mmくらいのキリでかるくザグリます。
組立ててみて、銅線のリングが変形するようなら、この加工を行います。
深くザグリすぎると内輪を保持できなくなるので要注意。
4.組立て
M3のビスに、ベアリング - レバー - ベアリング - 銅線リングの順に入れ、台座に通して裏側からナットで軽く固定します。
5.調整
パドルを操作しながら、ベアリングの回転が渋くならない程度にナットを締めこみます。
使用感
この改造により、レバー部をつまんで上下に力をかけても、ほとんど動きません。
それでいてレバーはスムーズに動き、パドリングの感触が大きく改善しました。
私はハードヒッターではないので、テンション調整用ビスの向きを逆にしています。こうすることで、磁石がビスを引く力を弱くしています。このことが、オリジナルの状態で調整を難しくしているわけですが...
3 件のコメント:
cosuspご紹介のとおりに制作したところ、全く問題もなくできました。
上下のガタつきがひどく、使いにくかったので助かりました。ありがとうございました。
改造、うまくいって良かったです。
大切に使ってあげてくださいね。
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